では、最近アフリカのルワンダ(アフリカの中央部、赤道のすぐ南に位置する小さな国。)に行き、沢山の絵本をルワンダのナーサリーに届けたAさんからのメールが届きましたので紹介します。
こんにちは。
1週間のルワンダ滞在を終え、日本に帰国しました。
無事、全ての絵本を届けることができました。
届けた先のナーサリーは、典型的な貧しい村の一つで、
児童の親の中に、25年前に起きたジェノサイド(ルワンダ虐殺)の為に通学を諦めざるを得なかった人達が多くいます。
悲劇な出来事を経験していますが、ルワンダは国自体が、「復讐」より「許しと共存」を選び、
今は穏やかに人々が暮らしている様です。
この村の親たちも、貧しいながらも子供達には出来るだけ教育を、という前向きな姿勢が印象的でした。
子供達にとっては、おそらく初めて手に取る、カラーのきれいな絵本。「どう使ったらいいのか」さえ戸惑っているように受け止められました。
当面は、学校の鍵付き部屋に保管しながら、時々授業で使ってもらいます。
少しずつ、少しずつ、絵本というものに慣れ親しんでもらいたいと思います。
来年もまた訪れる事を目標に、今後の自分の出来ること、関わり合い方も考えて行きたいと思っています。