私達親は毎日子供たちを育て、家事、買い物、時間から時間へと忙しいスケジュールを繰り返しています。忙しい時間に追われるとつい生活がルーティンなってしまい、正しい子育てを学ぶための時間がなくなってしまいます。そんな少ない時間でちょっとした子育てのコツがあったらいいと思いませんか。
では今回は子供を賢く、頑張りやさんに育てるコツです。
先日私はTED talksのキャロル・ドウェック: 必ずできる!― 未来を信じる 「脳の力」を見ました。
内容は「学習や問題解決に使われる脳の処理能力は開発・育成できる」というアイデア「成長型マインドセット」 について科学的に証明された話でした。
私達人間が「解決するには難しい問題」に対する、2種類の思考パターンです。
1.停滞したマインドセットで「解けるほど頭が良くない..」と自分の持っている能力を評価してしまい、自らを 「今」現在の状態に囚われてしまう。
2.「まだ解けていないだけ!」「まだ」の力に 委ね、前向きに挑戦し続け、困難な状況からどのように学べるかと考える、ポジティブでチャレンジ精神があるタイプです。
その後者の「成長型マインドセット」は子供を賢くすることができるということです。
さて私達大人はどのように子育てをしているでしょうか?
「まだ これからなんだ」よりも「今 この時だ」と育てていませんか?
私達は「通知表で“5”を並べるのに頭がいっぱいになっている子」を育てていませんか?
「大きな夢をえがく方法を知らない子」を育てているのでしょうか?
子供への最大の目標は学校の成績の“5”やテストの点数なんでしょうか?
では私達は何ができるでしょう?
どうすれば子供に「まだ」の力と結び付けることができるでしょうか?
まず、なによりも子供をほめる事ことですが、知性や才能(成績)をほめることではなく。頑張って取り組んでいるプロセスをほめて下さい。子供の努力、集中力、忍耐力や進歩をほめて下さい。このプロセスでの賞賛は、頑丈で立ち直りが早い子供たちを育てます。
生徒達は急に成績が伸びました。
ある研究調査で生徒に「何か新しいことや難しいことを学ぼうとすると快適ゾーン(脳が慣れ親しんだ現状 )から追い出され、そのたびに脳内のニューロンが新しく強い結合を作ることができ、そして段々に君達の頭が賢くなっていくんだよ。」と教えました。
すると、「脳のしくみ」を教えられた 生徒達は急に成績が伸びました。
「まだ、まだできるんだ」という言葉だけで、子供はより大きな自信を持ち、やり抜く力、 未来への道を与えられます。そして私達は実際に生徒の考え方を変えることができました。
子供を賢くするコツですー 頑張って取り組んでいるプロセスをほめて下さい。子供の努力、集中力、忍耐力や進歩を賞賛して下さい。